ピアノ教室運営

ピアノレッスンの教室規約の必要項目や決め方について

ピアノ教室開講に向けて、必ず必要になるのが教室規約。

自分が働きやすい環境を作る為に、そして生徒さんに満足してもらえるレッスンを行う為に、教室規約はきちんと作りましょう!

ここでは教室規約の決め方や必要項目についてお話していきますね。

教室規約の必要項目

入会金

入会金の金額を記載しましょう。

支払い方法や支払い日についても書いておくといいです。

月謝について

月謝の支払い日と支払い方法を書きます。
月謝袋がある場合は、月謝袋に入れていただく事も書きましょう。

お釣りはトラブルの元になりやすいので、お釣りのないように持ってきて頂くのが安心ですね。

年齢やコース進級(またはコース変更)に伴い月謝の変更がある場合も、こちらに書きます。

増税やその他の事情で金額が変わる可能性がある時も、その旨を書いておくと安心です。

月謝の料金案内やコースについては、別で紙面を作りましょうね!

月の途中で退会や休会をした際の返金について、月謝の滞納が続いた時の対処についても書きましょう。

月謝の項目まとめ

・月謝の支払日、支払い方法

・コース進級、変更に伴うレッスン料の変更

・増税やその他の事情で料金が変わる可能性について

・月の途中で退会や休会をした場合の返金について

・月謝の滞納が続いた場合の対処について

お金はトラブルに発展しやすい問題なので、きちんとルールを決めて理解してもらうのが大事です。

その他の費用について

月謝とは別にかかる費用について明記しましょう。

月謝とは別に光熱費や設備費を回収する場合、撤収日や金額を書きます。

立地によって、駐車場代が必要な場合も書きましょうね。

レッスンに必要な楽譜を購入してもらうことや、発表会などイベント費がかかる事も記載しましょう!

レッスンについて

  • レッスン時間の厳守
  • 欠席、遅刻、早退される場合の連絡
  • 欠席、遅刻、早退での月謝の返金について

気持ちよくレッスンをする為に、教室のレッスン規約を書きましょう。

また、レッスン時間には入れ替えに必要な時間も含まれている事も書くとトラブル防止に繋がります。

例えばレッスン時間が30分の場合、生徒さんの片付けの時間を考慮して2、3分前に終了する事もあります。

レッスンが時間ぴったりに始まらない事でトラブルになる事もあります。

細かい事ですが、レッスン時間については人によって価値観が違うので、教室側でしっかりと決めておくのがオススメです。

振替レッスンについて

振替レッスンをしているかしていないか、はっきりと明記しましょう。

振替レッスンをする場合は、そのルールについても書きます。

暴風警報発令時や災害時、講師の都合(体調不良やセミナーなど)で臨時休講をする時の対処法も書きましょうね。

発表会などのイベントについて

発表会やコンクールなどイベントについても書きましょう。

イベントは自由参加なのか強制参加のものがあるのかも書いておくといいです。

また、イベントがレッスン1回分に含まれるかどうかも書きましょうね。

休会・退会

休会・退会をする時は、いつまでに担当講師に知らせるかを書きます。

「4月に退会をしたい→3月末までに連絡する」など例を書いておくと親切ですね。

「月謝の滞納や無断欠席が続く時、レッスンに支障のある言動や行動があった場合は退会していただく事もある」という事も記載しておきましょう。

休会で決めておきたいルール

・休会中に料金は発生するのか

・休会は何ヶ月まで出来るのか

・休会中のレッスン時間確保について

安全面、衛生面について

レッスン前に手を洗っていただくこと、爪を短く切ってもらうこと、指輪・ブレスレット・腕時計はレッスン時には外してもらう事を書きましょう。

インフルエンザなど感染病にかかった場合はお休みしてもらう事もここに書いておきます。(学校は休んでもレッスンには来る生徒さんがいらっしゃいます)

教室内や待合場所で、大声で話したり走り回ったりしないように記載もしておくといいです。

個人情報の取り扱いについて

入会届けに氏名や住所などを書いてもらうと思います。

個人情報は各種イベントの申し込みや、講師からの連絡事項の際に使う事を書きます。

退会時には、個人情報を破棄する事も書きましょう。

また、連絡先が変わった場合は速やかに知らせてくれるように書いておくと安心です。

規約の改定

教室規約は改定する可能性もあると思います。

変更時には講師からお知らせすることを書きましょう。

最後に規約を作った日付を書く事も忘れないようにしましょうね。

まとめ

教室規約の必要項目についてまとめました。

入会時に規約についてしっかりとお話して理解してもらうことが大事です。

ただ、あまりに長すぎたり分かりにくい文章だとしっかり聞いてもらえなかったり、忘れられたりしてしまう事もあります。

規約はA4サイズに収まる文面でシンプルに書き、説明しながら重要な所はマーカーで線を引くなどして工夫しましょう。

規約というのは自分を守る為のものでもあります。

無理に周りの教室に合わせる必要はありません。

お金のことや振替レッスンのことなど、自分が気持ちよく仕事を出来る環境にする為に、じっくり考えて決めて行きましょう!

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