今回はレッスンでぜひ使って欲しい音楽ドリルを紹介していきます。
皆さんは子供のレッスンの時に音楽ドリル(ワーク)を使っていますか?
30分ピアノだけという先生もいると思いますが、音楽ドリルは楽典知識が確実に身についていくのでぜひやると良いですよ♪
子供の年齢や性格にもよりますが、30分ピアノだけだと集中力が切れてしまう子もいますよね。
そんな子にも、レッスンの最初の5分~10分ぐらいを音楽ドリルや楽典の時間に使うのがオススメです。
音楽ドリルと言っても楽器店にはそれはもうたくさん種類が並んでいると思うので、どれがいいか悩んでしまいますよね。
私も講師を始めた時から様々な音楽ドリルを使ってきましたが、今では生徒によって「この子はこれだ!」と使い分けが出来るようになりました。
生徒全員同じものを使う必要はなく、その子にあった音楽ドリルを使ってあげられると講師も生徒もストレスがなくなるので良いですよ。
今回は数ある音楽ドリルからオススメしたい田丸信明先生のドリルを紹介したいと思います。
田丸信明先生は子供のための音楽ドリルシリーズを10種類以上も出しています。
今回は、小学1年生以上向けの「予習と復習のための音楽ドリル1」を紹介しますね。
予習と復習のための おうちでもできる おんがくドリル1
こちらは字がかけて読める小学以上に使えるドリルです。
年長さんでも字がかけて読める子には使っても良いです。
早い子で年長〜小学3年生ぐらいまでの子であればこちらの音楽ドリル1巻を使い始めても良いなと感じています。
↑初めはこのように線の上に、間の中に◯を書く練習からスタートです。
その後に第一線、第一間の「せん」と「かん」について学んでいきます。
ト音記号を書く練習などをはさんだ後は、ドレミファソラシドの音の階段を覚えていきます。
ここではカタカナで書かれていますが、カタカナが厳しい子はひらがなで覚えても良いです。
そして「ド」を覚えて、実際に書く練習もしていきます。
「ド」の正しい書き順も書いてあるのが嬉しいポイントですね!
「レ」や「ミ」などを学んでいきながら、途中でリズム練習も出てきます。
書く練習だけではなく、手をたたいてできるリズム練習は子供も楽しめるので良いですよ!
四分音符や四分休符の説明もあり、書く練習もついています。
途中で音符の名前や長さを学んでいくのですが、最後の方のページでは今までのまとめがあるので、今までやってきた事を忘れていないか確認できるのが良いです。
そしてこちらの音楽ドリルでは、付属のシールがついていて、1ページごとにシールを貼っていけるのも子供心を掴みます!
最後のページでは終了証書もついているので、ぜひ名前や日付を書いてあげてください。
現時点(2023年4月)では全5巻発売されています。
ちなみに、こちらの併用ドリルとして「ワークブック」も発売されています。
ワークブックも1〜5まで出ているので、音楽ドリル1で生徒が少し理解に苦しんでいたり、もうちょっと同じぐらいの問題をやらせたいな〜と思えば、「音楽ドリル1」が終わった後に「ワークブック1」をもう一度やらせても良いです。
宿題が頑張れる子であれば、「音楽ドリル1」をレッスンで一緒にやって「ワークブック1」を宿題にするのもオススメのやり方です。
子供は覚えるのも早いですが忘れるのも早いので・・(涙)、ぜひ音楽ドリルを使ってみてください!