ピアノ教室運営

メトロームは振り子式と電子タイプの2つ常備しておくのがオススメ!

ピアノ教室を開業するにあたり、絶対に必要なメトロノーム。

振り子式と電子メトロームとどっちを教室に常備しておくか悩む方もいると思います。

私が今までレッスンをしていて強く感じるのは、両方装備しておいた方が便利!

電子メトロームと振り子式のメトロームのメリット・デメリットを先に書きますね。

振り子式メトロノーム

メリット

  • 視覚でテンポを捉えることができる

振り子式は振り子が左右に動くのが目で見ることが出来ます。

なのでテンポの速さを目で見てテンポ感を掴むことが出来ます。

電子メトロームだと音だけでテンポを聞きますが、振り子式だと初心者には意外と難しい次の拍を感じる間のテンポ感が目で追えるのでテンポ感が掴みやすいです。

文章だけだとこのニュアンスをお伝えするのが少し難しいですが・・、よくゲームセンターである「太鼓の達人」を叩くような音ゲーのリズムに音を当てはめていくようなテンポ感になりにくいです。

  • ピアノと音の質が違うためメトロノームが聞こえやすい

振り子式は音の質がピアノと異なるため、ピアノを弾いていても音が抜けてきてメトロノームがしっかりと耳に聞こえてきます。

デメリット

  • ネジを巻かないと鳴り続けない

振り子式はネジを巻いて音を鳴らします。練習している途中でメトロームが切れてしまうことがあるのは少し手間ですね。

  • テンポが細かく変えられない

電子メトロームのようにテンポが1ずつ変えられません。

それなりには細かくテンポ指定はついていますが、1ずつテンポを設定することはできません。

  • 落としたら壊れる

基本的にメトロームはピアノの上など高い場所に置くと思いますが、落としてしまったらかなりの確率で壊れてしまいます。

  • 正確性に少し欠ける

長年使っていると劣化や汚れなどによって、メトロノームの正確性に欠けることもあります。

電子メトローム

メリット

  • テンポを1ずつ変えられて、正確

テンポを1ずつ細かく設定できます。

コンクールで頑張りたい時など、テンポを確実に1ずつあげながら練習したい場合などにはかなり便利です。

電子なのでテンポの正確性は間違いなしです。

  • リズムパターンが色々ある

8分音符や3連符、タッカのリズムなど様々なリズムパターンがついているのでリズム練習も出来ます。

  • 電池が切れない限り鳴り続ける

振り子式はネジが止まってしまうと音も止まってしまいますが、電子メトロームは電池が切れない限りずっと鳴り続けてくれるので、途中でネジを回すストレスがありません。

  • 持ち運びができる

電子メトロームは持ち運びも簡単なので、発表会やコンクールなどいざという時にも手軽に持っていくことが出来ます。

  • メトロノームの音を選ぶことができるのもある

メトロノームの音色を高音・中音・低音と3種類選べるのもあります。

音域によってメトロームの音色を変えることができるのは便利ですね。

デメリット

  • 子供が面白がって触る

振り子式と違って、子供から見たら電子メトロノームはゲーム機のような物に見えるようです(笑)

面白がって意味もなく触りたがったり、持ち帰りたいと言ったり、レッスンの妨げになることもあります。

  • 音量が小さく聞こえにくい物もある

最近はキャラクターのデザインがついてる物など可愛い電子メトロノームも発売されていますが、物によっては音量が小さめでピアノと合わせると聞こえにくい物もあるので要注意です。

振り子式メトロノームのオススメはこれ!

振り子式のメトロノームで絶対にオススメしたいのはこちら!

プラスチックのメトロームとは違い見た目の高級感だけではなく、音がとにかく良いです!!!

最初にこのウィットナーのメトロームの音を聞いた時の感動は今でも忘れられません・・!

サイトの紹介文にも書いてありますが、一般的な振り子式のメトロームでよくある「キーン」とした耳につくような音ではなく、落ち着いた音色が鳴るので長時間メトロノームと練習していても疲れません。(音色は落ち着いていますがしっかりと耳に聴こえてきますよ!)

少しお値段は張りますが、教室でずっと使う物なら高級感もあり見た目も機能性も抜群です。

私は振り子式のメトロノームならこれ一択です。

電子メトロームのオススメはこれ!

電子メトロノームでオススメはこのセイコーSQ200です。

音色も高音・中音・低音と3つに変えることができますし、リズムパターン練習も出来ます。

テンポや拍子などの設定もダイヤル式で簡単に操作出来ます。

拍子も10種類から選べるので様々な練習に対応できます。

人気商品でネットでは在庫がなく取り寄せに時間がかかることも多いので、必要な方は早めに購入するのがオススメです。

こちらはお値段は張りますが、高スペックな電子メトロノームです。

一般的な電子メトロームについている機能に加え、オリジナルのリズムパターンが作成できるノートミキシング機能もついています!

その他にも、基準となるビートを刻むメトロノームの基本機能に加え、効果的なリズム・トレーニングが行えるリズム・コーチ機能を搭載がついており、本体内蔵のマイクを使用しリズムのずれを自分でチェックも可能です。

他にも細かい機能がたくさんついているので、ぜひサイトをチェックして見てください!

メトロノームは自分の指導方針に合った物を選ぼう

振り子式と電子タイプ、2つのメトロームを紹介させていただきました。

私は基本的には電子メトロームを使ってレッスンをしています。

テンポを1ずつ正確に変えていくことや、リズム練習などでも便利です。

ですが生徒によっては振り子式の方がいいなと思うこともあるので、その都度使い分けています。

振り子式も電子もお互いにメリット・デメリットはあるので2つ常備しておけば間違いないと思います。

最後は自分の指導方針に合ったメトロノームを使うのが一番いいと思います♪