前回の記事では「体験レッスンでレッスン内容以外に気をつけたいこと」を書きました。
本記事では、子供の体験レッスン時に保護者の方に聞いておきたいことを書いていきますね。
もくじ
年長さんまでの場合
3才ぐらいから年長さんまでのレッスンで確認したいこと。
- レッスンを習いたいと思ったきっかけ
- 数が数えられるか
- 色の区別はできるか
- ひらがなが読めるor書けるか
- 兄妹はいるか
- 家族にピアノ経験者がいるか
- ピアノを持っているか
ピアノを習いたいと思ったきっかけを聞く
未就学児の場合、ピアノを習いたいと思ったきっかけは非常に大事です。
自分からピアノを弾きたいと思ったのか
親がピアノを習わせたいと思ったかのか
でモチベーションが変わることが多いからです。
子供が幼稚園やテレビなどをみて自分から「ピアノを弾きたい!」と言った子は、目を輝かせてピアノを楽しんでくれます。
やる気満々で頑張ってくれる子が多いですね。
しかし、親が
「自分が習っていたから子供にも」
「ピアノを習わせたら頭がよくなると聞いたから」
このような理由で習わせに来た場合、子供はピアノがなんなのかもよく分かっていません。
そのような理由の場合は、まず体験レッスンで子供にピアノという楽器に興味を持ってもらうことが非常に大事になります。
数が数えられるか、色の区別ができるか
どんな簡単な曲でも拍子があります。
1、2、3、4の数が数えられないと進めないこともあるので、数がいくつまで数えられるのかを最初に聞いておきましょう。
数えられない場合は、まずは数を数えられるようにしなければいけません。
リトミックや感性を育てる為に、色が理解出来ていることも大切。
色が分かるかも最初に聞いておくといいです!
ひらがなが書けるかor読めるか
年中、年長さんぐらいでは簡単なドリルをやることもあると思います。
また、歌を歌うときにひらがなが分かるといいですよね。
今後のレッスンの為に、ひらがなの理解がどれぐらいあるかを聞いておきましょう!
兄妹がいるかどうか
未就学児でも、上にお姉ちゃんやお兄ちゃんがいると言葉の理解や行動が早いです。
また、下に小さな妹や弟がいる場合は、保護者の方も忙しい場合が多いので、練習の時間を確保するのも大変かもしれません。
今後の練習やレッスンの参考にする為に、家族構成を聞いておくといいです。
家族にピアノ経験者がいるか
家族内にピアノ経験者がいるかどうかも大事です。
お母さんやお父さんがピアノ経験者の場合は、練習の進みも早いです。
逆に家族内でピアノ経験者がいない時は、練習も一苦労される事が多いです。
小さな子供は練習はなかなか一人では出来ません。
お母さんやお父さんにもレッスン内容を理解してもらい練習の必要性を理解してもらう事が大事なので、難しい言葉や専門的な言葉を使いすぎないようにより注意が必要になります。
ピアノを持っているか
これは年齢に関係なく全生徒さんに必ず聞く質問ですね。
子供の場合は、現在の家にピアノがなくても実家にピアノがある時もあります。
今の家にどんなピアノがあるか、ない場合はこれから購入はできるか、実家にピアノがあるかも聞いておくといいですね。
小学1年生〜3年生の場合
小学校低学年もほとんど幼児の項目と一緒で大丈夫だと思います。
色の区別や数を数えることは出来ますので、
- カタカナが読めるか
- ピアノを習いたいと思ったきっかけ
- 兄妹はいるか
- 家族にピアノ経験者がいるか
- ピアノを持っているか
- 他に習い事をしているか
これらは聞いておきましょう。
カタカナは、小学1年生ではまだ理解していないこともあるので、1年生には必ず聞いておくといいです。
他に習い事をしているか
これは小学生にとっては大事なことになります。
最近の小学生は習い事の掛け持ちをしている子がとても多く、毎日忙しい子供が多いです。
他にどれぐらい習い事をしているかを聞いて、練習時間がどれぐらいとれそうか、無理ない練習はどれぐらいかを一緒に考えられるといいですね。
小学校4年生〜6年生
小学校高学年でピアノ初心者の場合は、「自分からピアノを習いたい!」と思って体験レッスンに来てくれる子供が多いです。
- ピアノを習いたいと思ったきっかけ
- 家族にピアノ経験者がいるか
- ピアノを持っているか
- 他に習い事をしているか
- 弾きたい曲はあるか
- 学校の音楽の授業で困っていることはあるか
弾きたい曲はあるか
これは保護者の方でもいいですが、本人に聞いてみましょう。
高学年でピアノを習いたいと思ってくれた子は、弾きたい曲や憧れの曲がある事が多いです。
恥ずかしくて自分からは言い出せない子もいるので、先生から優しく聞いてあげて下さいね。
学校の音楽の授業で困っていることはあるか
学校の音楽の授業でついていけずに困っていて、習いに来る子もいます。
保護者の方に、音楽で困っていることや何か悩みがないかも聞いてあげて下さい。
中学生〜高校生
中学生〜高校生で初めてピアノを習う子も、何か目標や目的がある事が多いです。
- 弾きたい曲がある
- バンドで演奏したい
- 音楽科の学校を目指していてピアノが必要
など、色々な理由が考えられるので、本人と保護者の方に習い始める目的をしっかりと聞きましょう。