ピアノレッスンをしていて、生徒が部分練習をなかなかしてこなくて困った経験はありませんか?
特に子供のレッスンをしていると、全く練習をしていないわけではないけど、一番練習を頑張ってもらいたい箇所(小節)をそんなに練習してこなくて、前回とあまり大きな変化がない・・なんてことがあります。
宿題に出す部分練習のやり方は私も今まで色々試行錯誤してきて、効果があった方法を紹介していきますね!
もくじ
自宅練習(宿題)で部分練習をしっかりやってもらう方法
まず、そもそもなんで部分練習をやってこない子達がいるのか。
人によって性格が違うので一概には言えませんが、よくある王道パターンがこちら。
- とりあえず最初から最後まで曲を通して練習終わり
- 曲を通して弾き2、3回部分練習をするだけ
- 練習が好きじゃないので、とりあえずやっつけで終わらせようとする
- 部分練習をしてと言われたのを忘れてしまう(楽譜を見て練習しない子に多いパターン)
ざっと大まかにこのような理由がよくありますね。
どれも共通して言えるのが、正しい練習のやり方が分からない(知らない)というところです。
正しい練習のやり方についてはまた別の記事でじっくり書こうと思いますので、今回は部分練習だけに特化した方法を書きますね。
サイコロをふって部分練習の回数を決める
レッスンでお喋りな子、ちょっとおてんばな子、男の子に効果がある練習回数の決め方です。
部分練習をしてほしい箇所がありましたら、そこを指定しサイコロをふってもらいます。
サイコロをふるだけで子供はテンションが上がるので、「今日もサイコロふって回数決める!?」と自ら回数を決めたがるようになってきます。
もちろん、1が出た時はふりなおしです(笑)
一般的なサイコロは目が1〜6なので、私は駄菓子屋さんでゲットした1〜12まで目があるものを使っています!
こちらのサイコロも数が多くてオススメです。見た目もクリスタルで可愛いですよ!↓
部分練習の数が多い方がいい時は、サイコロを2、3回生徒にふらせて足し算をしてその数を練習してきてもらいます。
不思議なのが、サイコロの目の数が小さいと「・・もう1回ふる」と言って大きい目が出るまで振り続けてくれるようになります(笑)
数取器(カウンター)を使って回数をこなしてもらう
たまに街で道路の隅に座って、カチャカチャと機器を押して車の数をカウントしているアルバイトの人などを見かけますよね?
あの機器の名前は数取器というのですが、それを使って練習の回数をこなしてもらいます。
こちらは片手練習の時にオススメです。(両手だとカウントするのが大変なので)
理論派の子は数取器だと黙々と部分練習の数をやってくれます。
数取器の場合は、部分練習の回数をレッスンで子供と相談して決めて、その回数を数えながらこなしてきてもらいます。
両手の場合はお家の人に協力してもらいカチカチとしてもらうといいですね。
正の字を書いて練習してもらう
こちらは昔ながらの方法ですね。
ピアノ以外でも正の字を書くことはあると思うので、子供もやってくれますが、真面目にコツコツと頑張るタイプの子にオススメの方法です。
活発すぎる大雑把な子だと、正の字を書くことすらストレスになってしまうので、生徒の性格を見分けて行った方が良いですね。
正の字の場合も子供と練習回数を相談して決めて、やってきてもらうことがオススメです。
正の字は続けやすい為、ハマった子は新曲になった時もこの練習方法を続けてきてくれる子が多い印象があります。
練習専用ノートにスタンプやシールを貼ってもらう
こちらは未就学児や小学校低学年の子にオススメの方法です。
練習専用の自由帳などを準備してもらい、部分練習した分だけノートにスタンプやシールを貼ってもらい、それをレッスンで提出してもらいます。
部分練習は回数がそれなりにいると思うので、シールだどすぐになくなってしまうのでスタンプがオススメではありますが、その子にあった方法で自宅で準備してもらいましょう。
子供はシールやスタンプが大好きですし、それを「レッスンで先生に見せたい!」となるので効果絶大です。
色んな方法を組み合わせても大丈夫!
部分練習の回数のこなし方を紹介してきましたが、もちろん色んな方法を月毎に変えていくのも良いです。
様々な方法を試して、生徒に一番合った方法を続けていけると良いですよね。
子供だけではなく、練習ノートや数取器は大人でも活用できるのでぜひ試してみて下さいね!