ピアノの体験レッスンのお問い合わせが来て、未就学児の場合、どんな内容をやったらいいのか悩みますよね。
ピアノ講師を始めたばかりの方や、お子さんがいなく子供との接し方が分からない方もいるかと思います。
私も3歳の子の体験レッスンが来た時は「一体何からやればいいんだろう」と試行錯誤していました。
今回は3歳、4歳、5歳ぐらいのピアノ体験レッスンで出来る内容をご紹介したいと思います。
体験レッスンの時間配分を考えて、飽きない工夫を!
3歳、4歳、5歳ぐらいの小さい子は、飽きやすく集中力がまだない子が多いです。
なので、30分ずっとピアノに向かって音を鳴らす事が出来る子は少数。
体験レッスンの時間配分を考えて、子供が飽きないように工夫していきましょう!
私がよくやっている手順としては、
- ご挨拶、自己紹介
- 保護者の方にピアノを習いたいと思ったきっかけを聞きながら、まずは保護者の方の緊張を解くようにする
- 数が数えられるか、色塗りが出来るか、など子供の情報を聞いてレッスン開始
- 指番号を覚える練習
- 色を塗ったり丸を書いたりする練習
- 簡単な音符と休符の名前を覚える練習
- リズム練習
- ピアノに座って、鍵盤を触る
- 黒い鍵盤と白い鍵盤を探す
- 黒鍵が2つのところ、3つのところを探して、ドを探す練習
ざっくりとこのような内容をよくやります。
上記のことをスッと短時間で出来る子は、かんが良く手際の良い子が多いですね。
時間に余裕がある時は、簡単な楽譜を用意して一緒に弾いたりもします。
ぴあのどりーむの幼児版の「ひよこ」などを一緒にやるのもオススメですよ!
逆に集中力がなくなかなか言うことを聞いてくれない子や、不器用な子の場合は「おんがくあそび」を使ってシールでレッスンを進めていくのがオススメです。
リズムに関しては、自分で紙にリズムを書いてもいいですし、「チョコレート」など言葉に合わせて手をたたいてもいいですね。
楽譜を使ってリズム練習をした時は、丸子先生の「リズムの本」もオススメですよ!
未就学児の体験レッスンは、生徒によって毎回内容を変えるよりも、自分の中で毎回やることを同じにした方が良いです。
同じ内容の体験レッスンをし続けることで、子供に対する理解や感覚が掴めてきます。
「あ、この子は色ぬりの時に枠から大きくはみ出してしまうから、丁寧にやれるようにした方がいいな」
「この子は色ぬりがかなり几帳面で丁寧だから、色塗りにレッスン時間をかけすぎない方がいいな」
「この子はピアノを前にすると好きなようにジャンジャン弾いてしまうから、ルールを作った方がいいな」
などなど・・子供に対する理解が深まり、通常レッスンになった時のその子に対するレッスンの仕方のコツも分かるようになってきます。
私の場合は、体験レッスンの時間の中で事務的な説明もするので、上記の内容で大体時間がきますが、万が一体験レッスンで時間が余ってしまった場合にやる事も決めておくといいですね。
もし時間が余ってしまった場合、例えばですが、
- 好きな歌を聞いて一緒に歌う、もしくは曲に合わせてリズムを叩く(youtubeで音源を流してもいいです)
- よく出来る子なら、正しい姿勢や指の形も教える
このように臨機応変に色々なことをやっていきましょう。
指の関節を鍛える練習として、プッシュポップを使うのもオススメです!
未就学児の体験レッスンに関わらずですが、教えた内容が子供ができた時はとにかく大げさに褒めてあげる事も大事です。
子供は褒められたら絶対に嬉しいですし喜びます。
喜ぶ=ピアノって楽しいんだ!と思ってくれます。
レッスン室に入ってきた時も、女の子であれば服装を褒めてあげるのも喜びますよ♪
男の子の場合は、好きなアニメを聞いたり電車や車のワードをだすと食いついてくる子が多いので、好きな物を聞いて話を盛り上げましょう!
まとめ
3歳、4歳、5歳ぐらいの未就学児のレッスンではとにかく飽きさせずに色々な事をやる事。
レッスン内容はなるべく毎回一緒にして、子供の感覚を掴んでいく事が大事です。
また、体験レッスンの時は生徒だけではなく、保護者の方も緊張されている方が多いですから、最初に保護者の方とも積極的にお話して、保護者の方の緊張も説いていけるとベストですね。
お母さんやお父さんの緊張がほぐれると、子供もリラックスしやすいです。