「ピアノひけるよ!ジュニア1」
「ピアノひけるよ!ジュニア2」
こちらの続きのテキストが、「ピアノひけるよ!ジュニア3」となります。
ジュニア3も、曲は子供達が知っている曲が多いです。
- こいぬのマーチ
- むすんでひらいて
- かえるのがっしょう
- チューリップ
- てをたたきましょう
- こぎつね
- ぶんぶんぶん
等・・子供達が好きな曲が多くのっています。
また、「ジュニア1」「ジュニア2」と同じ曲も何曲か出てきます。
左手など1巻や2巻に比べたら同じ曲でもアレンジは全然違いますが、一度やっている曲なので譜読みがしやすく子供達も取り組みやすいようになっています。
最初のページでは、こいぬのマーチを両手で弾いていきます。
ジュニア3からは一気にピアノらしく華やかな伴奏になります。
ドソミソ〜などの分散和音が主に出てきます。
曲の最後の方ではこのような感じで、
左手で分散和音を弾きながら右手はスラー、付点四分音符、八分音符、指かぶせなどテクニックが盛りだくさんでてきます。
ジュニア3がしっかりと弾ききれたら相当の力はついていると思います!
私がジュニア3を使っていて生徒が躓きやすいのはこちらです。
- 指かぶせ
- 指かえ(同じ音の指かえ)
- 指番号
- 指広げ
ジュニア3からはもう立派なピアノ曲なので、「左手で分散和音をしながらメロディーを指番号を守って弾く」というのが難しいです。
指番号を無視すれば弾けるけど、指番号を全部守って弾こうとするとパニックを起こす生徒が特に低学年だと多い印象です。
なので、こちらもハイペースに進めるよりも、最初のページから「指番号は絶対に守って弾こうね!」と生徒と約束してからじっくりと着実に進めていくのがオススメです。
先ほども書きましたが、ジュニア3が楽譜通りきちんと弾ければ絶対に力がつきます。
ですが、楽譜を無視してとりあえず弾けれてればいいやとしてしまうと、変な癖がついてしまい次のテキストでかなりの確率で躓いてしまうので要注意。
ちなみに変な癖というのは、
- 指番号を守らない習慣がつく
- 楽譜を見ないで弾く
- 指の形が悪くなる
- 手首が下がる
- 全ての関節がふにゃふにゃ
このような癖がつきやすくなります。
なので3巻は1曲1曲を丁寧に進めていきましょう。
何度も言いますが、楽譜通りに弾けば絶対に力がつくので、それを生徒や保護者の方にも理解してもらうのが大切です。
もしジュニア3を進めていて、「生徒がついてこれてないな」「練習のモチベーションがすごく下がってるな」と感じたら、間に違うテキストを挟むか、しばらく併用教材のレパートリーAに専念するのもありです。
間にテキストを挟む場合は、「よいこのぴあの3」や「ぴあのどりーむ3」などがオススメです。
ジュニア3はじっくり丁寧に進めていき、実力をしっかりと身につけていけるといいですね。
ちなみにジュニア3が終わったら、続きのテキストで「ピアノひけるよ!シニア」という全3巻あるシリーズの本に進んでいきます。